2015年7月15日 (仮訳)ブラジル、半乾燥地域産のヒステリウム科子嚢菌の新属および3新種 Almeida, DAC., Gusmão, LFP. & Miller, AN. 2014. A new genus and three new species of hysteriaceous ascomycetes from the semiarid region of Brazil. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.176.1.28 [Accessed July 14, 2015]. 【R3-02010】2015/07/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル北東部の半乾燥地域において枯枝および腐朽材に発生するヒステリウム科菌類の調査を実施した。 Anteaglonium brasilienseおよびGraphyllium caracolinenseの2新種を記載した。 また、ヒステリウム科菌類としては部分胞子を形成する初の例となる新属新種Hysterodifractum partisporumを記載した。 Brazil, Bahia, Santa Terezinha, Serra da Jibóia (新種) Anteaglonium brasiliense D.A.C. Almeida, Gusmão & A.N. Mill. 語源…ブラジル産の 【よく似た種との区別】 Anteaglonium latirostrum 子嚢胞子が紡錘形(タイプII) nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-4 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Anteaglonium abbreviatum nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形(タイプII)ではなく倒卵形(タイプI) nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Anteaglonium globosum nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形(タイプII)ではなく倒卵形(タイプI) nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Anteaglonium parvulum nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形(タイプII)ではなく倒卵形(タイプI) nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Brazil, Piauí, Caracol, Serra das Confusões National Park (新種) Graphyllium caracolinense D.A.C. Almeida, Gusmão & A.N. Mill. 語源…カラコル産の 【よく似た種との区別】 Graphyllium panduratum 子宮形子嚢殻が破出性 子宮形子嚢殻のサイズが類似している 子宮形子嚢殻の形状が類似している 子宮形子嚢殻が横方向に分割される 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり子嚢胞子が末端の幅が狭くなる広楕円形ではなく扁平な倒洋梨形 本種と異なり子嚢胞子の中央細胞の縦隔壁が1-3ではなく3 本種と異なり子嚢胞子が時にゼラチン質の鞘に覆われるという特徴を欠く Oedohysterium spp. nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が石垣状胞子ではなく多細胞胞子である nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Brazil, Paraíba, Areia, Mata do Pau-Ferro State Ecological Reserve (新種) Hysterodifractum partisporum D.A.C. Almeida, Gusmão & A.N. Mill. 語源…部分胞子の 【よく似た種との区別】 Rhytidhysteron opuntiae nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が二細胞胞子ではなく石垣状胞子 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形ではなく楕円形 本種と異なり子嚢胞子に3隔壁を有する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される